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シャチハタから実印まで何種類あるの?/はんこ王国ニッポン

こんにちは、馬入(@ba_nyu)です。記事がおもしろければ読者に追加してください♪

 

はんこには、役割から考えてどれだけの種類があるかご存知ですか?大きく分けても、ずいぶんと種類があります。

シャチハタ(浸透印)、スタンプ印、認印訂正印、銀行印、実印、ここからは、会社関係ですね。角印、丸印、職印、公印。

今ではだいぶ減りましたが、かつては蔵書印を押すことも決して風変わりなことではありませんでした。本の持ち主が変わると、さらに押していくのです。中国の絵巻みたいに、自分が所有したことの証ですね。町のはんこ屋さんのでも頼めば作ってもらえると思いますが、値段の見当がつかないのでWebの方が安心だと思います。使う機会がなければ必要はないのですが、落款印というものもあります。掛け軸や手紙の署名に押すものですね。両方を兼ねる場合もあります。この場合は、サイズを小さめにすべきです。

絵柄など凝ったものも多く、一品ものとしていざというときに使うと、オシャレかトラッドか、いずれにしろ注目の的になります。

 自分がかかわることもないものも含めると、世の中にはさまざまなはんこが存在していることがわかりました。

さて、よく議題に上るのが、シャチハタが認印として通用するのかということです。これに対して、シャチハタが見解を出しています。

シヤチハタネームの使用目的上の制約(ハンコとして認められるか否か)につきましてはそれぞれの機関が定めるところにあり、弊社にて判断致しかねますが、銀行及び行政等で、公文書として使用できない局面はございます。印字面がゴムであることが理由の1つであると思われます。また、シヤチハタネームの発売当初(昭和40年代)、なつ印印影の滲みが大きかったことも、使用できない理由の一つと考えられますが、現在はインク並びに印字体の改良により、なつ印印影の長期保存が可能になり、又、ニジミの少ない製品となっております。尚、製品の取扱説明書並びにカタログには「印鑑証明には使用しないで下さい」との記載を行いご理解をお願いしております。

※一部の企業並びに一部銀行の職場内におかれまして、別注印を重要印としてお使い頂いているケースもございます。

 つまり、ケースバイケースということですね。

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もちろん、会社などで確認することが大事ですが、値段や納期などの比較は専門店に任せることが大切です。

ところで皆さんは、日本にどれだけの名字があるかご存知ですか?答えを分かる方がいたら学者になれるほど、よくわからないのです。10万とも30万ともいわれており、同じ漢字でも読み方が違う例がたくさんあります。

わたしの名字は東西南北の「南」に、上下左右の「上」で、「南上」ですが、東急ハンズなど品ぞろえが豊富なお店に行っても置いてありません。シャチハタから認印まで別注です。誰でもわかる、ありそうな漢字だと思うのですが…。

ちなみに、難読稀姓辞典に載っています。

 まちがいなく日本に1つしかないものは「御名御璽」の「御璽」。天皇陛下がお認めあそばされるものです。こちらは、公印です。

全日本印章業協会の中島正一・会長は、ハンコ文化は日本人の暮らしに深く根付いたものだと説明する。

「10年ほど前までは中国や韓国、台湾にも印鑑登録制度がありましたが、今も続くのは世界で日本だけ。(以下略) 

1971年に創刊された日本で唯一の印章業界誌『月刊現代印章』の真子茂・編集長は「日本でハンコがなくなる事態は考えにくい」とする。

「ハンコは本人認証というよりは、“確かにこれに同意した”という意思表示の証拠としての意味が大きい。だから静脈認証や生体認証ですべて代替はできない。

[出典:NEWSポストセブン]

 お2人のおっしゃるように、クレジットカードで買い物をしたときにサインをする以外にはんこを押すことは抵抗がありません。

ただし、はんこを押す文化が世界で日本だけということには驚きました。

荷物が届けばシャチハタ。銀行に行けば認印。むしろ、サインで済んでしまうのなら、そちらの方が驚きではないでしょうか。だからこそ、はんこ王国ニッポンなのです。

 

今や、お店に出向かなくても、ネットで注文すれば次の日には、会社印まで立派なはんこが届きます。わたしのようなものに限らず、シャチハタをたまに使おうとしたら、乾いてインクがのらないなど困ったときのために、頭の片隅に入れています。

また、はんこの通販をメインにしている会社は、当然はんこをメインに出して広告を出しますが、名刺も取り扱っていることが多いです。

同時に頼めば、統一性のアドバイスをもらえたり、送料が無料や安くなるなどのメリットもあるので、いちど試してみてはいかがでしょうか?

女子向けにはかわいいシャチハタも出ています。実用性を兼ね備えた一品。やっぱり、はんこ王国ニッポンなのです。

 [豆知識]印を押す人が何人もいる役所や銀行。同じ書類を下から順番に最終決済者まで、上司に対してへりくだる意味で斜めに押印するそうです。所が変われば文化は変わるということですね。